飼育の仕方について                       


当小規模老犬ホームとしての基本的な飼育の仕方について                      

お受け入れいたします老犬(愛犬)は、年齢、犬種、雌雄、性格、これまでの長い犬生、病歴等により一頭
一頭異なると思います。そのことをお預け主様との遣り取りの中で詳しくお聞きしながら、またご要望をお
聞きしながら、飼育の仕方を許容範囲を広げてお受け入れしたいと思っています。

入居後は、当老犬ホームにおいて楽しく安心して余生を送れるように「ここへ来てよかった!」と感じられ
るように、“我が家の犬”として可愛がって飼育していきたいと思います。室内飼育所及び屋外飼育所には
2頭分ずつ広めのスペースを設けていますので、老犬(愛犬)の年齢、健康状態等をみながら、そのワン
ちゃん、ワンちゃんに合った飼育をいたします。

ブログを詳しくご覧になった方は、まず「こんなに雪の多い、寒いところではうちの子は無理……」と思われ
たことと思います。しかし「犬舎について」で記していますように、当小規模老犬ホームを立ち上げるにあた
り、室内飼育所を設けました。真冬には、大型灯油温風ヒーターにて24時間暖房、季節の移行期(秋から
冬、冬から春)には適宜暖房して暖かく飼育いたします。換気には充分注意いたします。

私の老犬(愛犬)の基本的な飼育の考え方は、これまで室内犬として飼育されてきた老犬(愛犬)でも元気
なうちは(元気なうちに限り)、春〜秋にかけての過ごしやすい季節は、当地方の豊かな自然の中で、「犬
舎について」で記しましたように、屋外の一頭一頭ごとに区切った犬舎及びドッグランにて徐々に慣れさせ
ていって飼育してあげたいと思っています。そのほうが老犬(愛犬)は喜ぶと思います。

しかしながら、受け入れ時の季節と、また二つの大きな環境の変化(ご主人様が変わることと、飼育環境
の変化)は、いきなりは無理ですので、徐々に、徐々に、です。

また、しかしながら「うちの子は、年齢も年齢ですし、また健康状態や、今まで外へはあまり出すこともな
く飼育してきたので室内飼育でお願いできませんか?」というご要望へもお応えいたします。私は日中、
外に居る時間以外は室内飼育所(車庫二階、私の書斎、22畳)で過ごすことが多いですので。

受け入れ飼育施設として、1頭分ずつに仕切って、屋外飼育所(犬舎とドッグラン、2頭分)及び室内飼育
所(4畳ずつ、2頭分)準備していますので、老犬(愛犬)の健康状態、犬種、性格等によりいろいろな飼
育に対応可能です。


雄(♂)の縄張り意識と犬同士の相性について                      

雄の縄張り意識について、個体差や年齢差や飼育歴差はありますが、あります。また雌(♀)でも強い子
がいます。やはり犬は年老いても縄張り意識がありますので、自分専用のそれなりの広さのスペース(縄
張りの明確な仕切り)があると安心します。屋外飼育所各2頭分及び室内飼育所各2頭分を別けて設けて
いますので、安心です。
老犬(愛犬)同士の相性については、一緒の遊びなどを見ていて、雌雌同士、また雌雄同士で、あるいは
雄雄同士でも相性が合っている場合には、遊びの時以外にも一緒にさせてあげたいと思います。(両者の
お預け主様の了解を得てです)


スキンシップと会話について                      

一番大切なことはスキンシップと会話だと思います。今までそのようにして我が家の犬たちを飼育してき
ました。お預かりする老犬(愛犬)はご主人さま(家族)と別れてここで第二の犬生を始めるわけですから、
相当な精神的なストレスやプレッシャーをかかえてやってくると思います。やはり第一には私の愛情と思い
ます。特に最初の二週間〜一カ月くらいは様子を見ながら、ほとんど付きっきりで(夜も寝袋で)そばにい
てあげようと思います。一週間経ち二週間たち一カ月くらいで様子を見ながら、適度に老犬(愛犬)との程
好い距離感を掴んでいきます。スキンシップが大切と言っても、最初の頃はベタ撫でですが、徐々に慣れ
てくるにしたがい私との主従関係はきちんと教えます。教えるというよりも、老犬(愛犬)自身が私とのスキ
ンシップを通して覚えると思います。老犬(愛犬)とはいえ、幼犬(仔犬)の飼育に似ていると思います。数か
月くらいで私との信頼関係が築けて「この新しい飼い主さんも、それからソラ君もランちゃんもいいヤツだな
!」と感じてもらえるように。決して投げ出したり、テキトーな飼育はしませんので、ご安心ください。犬たちも
私も、毎日が楽しいと感じられる飼育をします。ブラッシングと全身のまんべんない手ブラシは、犬の健康
状態を掴むのにも大変いいと思っていますので毎日いつも撫でて触りまくっています。また口を大きく開けて
口の中(健康状態)を見ることもです。最初は嫌がりますが慣れてくると「また口を開けなくちゃならないのか。
ま、ご主人さまが好きだからしょうがないか」という感じです。


最初のご主人さま(家族)について

私を第二のご主人さまと認めても決して最初のご主人さま(家族)のことは忘れないと思います。ですから、
もし来られる時(そのような状況の時)にはぜひ会いに来てください。犬たちと一緒のバーベキューにて大歓
迎いたします。その時は犬たちの大好きな肉をいっぱいあげてください。犬たちの大好きな鶏肉とラム肉を
いっぱい準備します。帰られた後は落ち込むでしょうが、ケアはしっかりやりますので大丈夫です。


餌について

犬は遊ぶことも昼寝も大好きながらが、やはり食べることが一番かなと思います。朝ごはん夕ご飯のメイン
はドッグフード(ベッツチョイスジャパンのセレクトバランス「シニアラム小粒」)ですが、朝夕とも毎回トリガラ
(ラーメンのスープ用等に使う)をフライパンで焼いて、食べやすい大きさにほぐして、骨の太い部分は専用
ペンチで砕いてドッグフードに混ぜてあげています。「どうだ?○○、美味しいか?」ちらっと私の顔を見て
(見ないことが多いですが)「ウン、おいしい!」と聞くのがなによりです。おやつは「紗(さや)」やチーズを少
量。牛革(ガム)は常に置いています。水は毎日替えています。ドッグフード等のご指定がある場合には、出
来る限りお応えいたします。


排泄について

犬は(人間も)食べることもさることながら、排泄も同じくらい大切です。毎日気持ちよく排泄できることは健
康の一つの指標です。ご存じのように犬はとても清潔好きです。「犬舎について」で記しましたが、各犬舎の
ドッグラン(遊び場)は、実は走り回る場所というよりも、いつでも気兼ねなく気持ちよく排泄が出来る場所、
また陽当たりのよい場所や日陰の場所を選んでお昼寝が出来る場所という意味合いのほうが大きいです。
ワンちゃんたちはドッグランの隅っこのほうのほぼ同じ場所を決めてウンチをします。室内飼育所(車庫二
階、私の書斎22畳のうち8畳を半分4畳ずつ仕切って)で飼育の場合でも、老犬(愛犬)の健康状態を見なが
ら動けるうちは(その意思を感じられるうちは)日中はその老犬(愛犬)専用の犬舎及びドッグランへ抱っこし
て連れていって、ウンチとオシッコをさせてあげたいと思います。やはり土の上(大地)での排泄は気持ちいい
ものです。


運動について

老犬(愛犬)の年齢、健康状態、毎日の様子にあった運動(遊び、スキンシップ)を犬舎及びドッグラン内、
また室内飼育所(22畳)内で行ない、走り回れる元気なうちは冬季以外はヤギのメイちゃんの飼育場(20m
×20m)へ連れていって行ないます。ヤギのメイちゃんの飼育所の様子は、ブログ写真をご覧ください。
また元気なうちはリード付きの散歩も適宜行ないます。


毎日の様子について

インターネットをご使用できる方は、ほぼ毎日の様子がブログにてご覧になれます。インターネットをご利
用になれない方へは、ご希望により1週間分をまとめてプリントアウトしたものを毎週郵送いたします。
入居犬があり次第、ブログタイトルを『ヤギのメイちゃん&柴犬ルンルン&ソラ君&ランちゃん』から
『ヤギのメイちゃん&柴犬ルンルン&ソラ君&ランちゃん&小規模老犬ホーム』(仮称)へ変更して、今まで
通りほぼ毎日お伝えする予定です。(→2014.04.29タイトル変更しました)


※不明な点やもっと詳しく知りたい事などは、トップページに掲載してあるEメールまたはお電話、FAX、お手
紙等によりお気軽にどうぞお問い合わせください!
                                                   








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